2004年の入社以来、さまざまなプロジェクトに携わってきた松坂さんは、仕事への姿勢はすべて「海」から教わったと言います。そう、坂松さんは技術者の他にプロボディボーダーとしての顔も持っているのです。

| 名前 | 坂松 真一郎 |
|---|---|
| 入社 | 2006年3月 |
| 趣味 | ボディボード、旅行(島国)、写真撮影 |

私は中途採用でプログレス・テクノロジーズに入社しました。もともと開発者としてモノづくりに携わっていたのですが、最初に勤めていた会社で転勤か退職かということになり、その時はやむを得ず後者を選んでしまいました。その次の会社では一度モノづくりから離れることになりますが、そこでやはり自分は開発の仕事が好きなのだと痛感し、再び転職してきたのが今の会社です。ある転職フェアでプログレス・テクノロジーズと出会いましたが、多くの出展企業の中で唯一業務に関して厳しい現実を話してくれた会社でした。ただそれだからこそ、この会社なら信用できると思えたことが入社の決め手となりました。

私は入社以来、自分に欠けているスキルを補うために、意識的にまったく異なる内容のプロジェクトに携わってきました。最初に手がけたのが火力発電装置の開発です。3DCADを導入した先進的な設計環境のもと、次世代の設計手法を学ぶことができました。実物は高さ10数mはあろうという装置が、モニター上でリアルな3Dモデルとして構築されて行く様子に、とても興奮したのを覚えています。次に担当したのは、ある企業の業務改善プロジェクトです。これは直接のモノづくりではなかったものの、「モノづくりの現場」を造るという感覚で非常に有意義な経験が積むことができました。じつはこの業務で得たものは大きく、例えば常に問題意識を持つ、現状に満足せず最善の方法を模索するなど、これ以降の仕事に対する意識が大きく変わったと思います。その次に担当したのは半導体製造装置の開発です。ここでは複雑なチーム設計をシステム的に管理、推進する多くの手法を学ぶことができました。試してみたいアイデアは積極的に実行できる環境でしたので、多くのノウハウと自信を培う機会にもなりました。そして今、自動車のパワーステアリング開発に携わっています。自動車関連製品の開発は未経験でしたので、自動車業界のスタンダードなど、多くのことを学ぶ良い機会となっています。これまでに培った知識を活用しつつ、さらなるスキルアップ向上を目指し、日々奮闘しているところです。
このように、常に自分に欠けている部分を成長させたい、新しいステージに立ちたいという信念で仕事を続けてきましたが、このような思いや、自分なりに仕事に向かう姿勢は、実は「海」から学んだことが大きいのです。

私は茅ヶ崎育ちということもあり、小さな頃から海に親しみ、物心つく頃には板きれで波乗りをするようになっていました。10代の終わり頃、スポーツとしてのボディボードに目覚め、やがてアマチュア湘南代表選手として全日本に出場できるまでに上達しました。社会人となった後も、しばらくアマチュアとして活動を続けていましたが、より上のステージで活動したいという思いが強まり、27の時プロテスト受験を決断しました。なんとか合格し、プロボディボーダーとしての活動を開始しましたが、肩書きが変わったことでよりストイックに波乗りを追求していくことになりました。例えばサーフィンジャッジの資格取得もその1つです。プロツアーで勝つためには、常に最新のジャッジ基準を知る必要があると考えたからです。どうせやるなら徹底的に!その気持ちはこれからも変わることはないでしょう。プライベートでのプロ活動と本業との両立は、うまく気持ちをコントロールしメリハリをつけることで、素晴らしい相乗効果をもたらしてくれています。

ボディボードを通じて世界中を旅しましたが、その旅先で得た経験が仕事に対する姿勢にも大きく影響しています。毎年合宿を行ってきたハワイのノースショア、インドネシアのバリ島、そしてミクロネシア諸島にあるヤップ島には、ビル何階分にも匹敵するビッグウェイブが打ち寄せるサーフポイントがあります。そのビッグウェイブにチャージするためには「確かな実力と経験」がなければ間違いなく痛い目に合いますし、1つ間違えれば命が奪われる危険性さえあります。大自然の中で信じられるものは自分の体と知識であり、一切のごまかしは利きません。常に自分自身を客観的に理解し、正しい状況判断をする必要があるのです。また、サーフトリップでは多くの異文化に触れる機会にも恵まれます。例えば、インドネシアはヒンドゥー教が盛んであったり、ヤップ島には大昔から続く独特な文化が今なお深く根付いていたり、現地の方々と深く交流することで、自分が日本で培ってきた常識がまったく通用しない場面に遭遇し、その度に文化によって常識が異なることを肌で感じることができました。大自然や異文化に身を投じることで見えてくる物事の本質。何ごとに対してもポジティブに取る組める性格は、多くのサーフトリップによって形成された様な気がしています。

最近、欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞に出演して合格、メダルを貰うことができました。この番組への出演は小さな頃からの夢だったのですが、もう一つ自分の大きなテーマでもあったのです。それは、仕事でも趣味でも、とにかく「みんなの笑顔」を作りたいということです。私はモノづくりとは「みんなの笑顔」を作ることだと思っています。自分の携わった製品に触れたユーザーが、笑顔になってくれたら最高な喜びですよね。そのために仕事で学ぶべきことは、まだたくさんあるのですが、幸いなことにプログレス・テクノロジーズにはあらゆる分野のスペシャリストが在籍しているので、その気さえあれば何でも吸収することができます。憧れることができる先輩も多く、とても刺激的な会社です。私もこの会社で、私なりのカタチを残していきたいと思います。